島には神仏習合の修験道の影響の見られる宗教遺構が残っています。そして特別に地元では神聖視された島でもあります。 かつて修験道の島であったように、島内には弁天社、稲荷社等の神仏が複数遺構として現存しています。

また池もあり、海もあるため、禊ぎ等の修行に必要な環境条件は島にそろっています。バンガローがあるために宿泊も可能です。

この上平八幡宮は神社庁に所属するいわゆる神社神道ではありますが、古来の日本の慣習も重視しており、神仏という考え方の重要性も認識しています。基本的には上平地区の信仰の場ではありますが、産島は神仏習合の島であり、江戸時代から既に遠方からの修行のための来島が多くあったため、その伝統を鑑みて、産島を神様として理解し敬って頂ける方の参拝は歓迎します。そのため神社関係に限らず、仏教関係や修験道関係であっても、上平八幡宮にご興味のある方、正式参拝等をされたい方は神社に事前にご相談ください。

それから取材関係の方は学術的な問い合わせであれば、 学術関連のページで説明してありますように、大田黒司氏による調査研究が産島の学術研究としては、唯一でなおかつ最もしかっりとしたものであります。取材の内容や状況次第では大田黒氏の紹介も可能です。

ただ日常的には上平地区の管理下に神社はあり、地元の方々によって維持されていますので、参拝に関しては、いずれの場合も地元の人には迷惑のかからないようにお願いします。そして神聖な島であることを忘れないような心構えをお願いします。